創業から現在までの経緯

私の義父にあたる先代社長が2001年に一人で創業しました。充填機は、容器に飲料やクリームなど液体状の商品を詰めるための機械です。自社で充填機の開発・設計から製造までおこなっています。
私は創業5年目に参画し、先代から事業を引き継ぎました。2013年頃までは、ほぼ家族経営に近い規模でしたが、会社として継続的に事業をおこなうためには人を増やし、組織を大きくする必要があると感じてハローワークなどを経由して採用をはじめました。
現在は従業員が14名ほどで、ほとんどがエンジニアです。20代〜70代まで幅広い年代の社員がいますが、加工や溶接を担当する熟練の技術者は70代であり、平均年齢も50代と高くなっています。
2020年8月には自社工場を竣工しました。2021年に創業20年目を迎えます。組織の拡大と若返りを目指して、新しい人材を募集しています。

メーカーとしての責任

機械製造業は納品して完了ではなく、機械が使われ続ける限り継続してメンテナンスをおこなう責任を持っています。そのためには自社の経営が安定していることと、若手への技術の継承が必要だと考えました。

当社は液体の充填機械、キャッパーなど包装機械を設計開発・製造までおこなっています。創業から現在まで下請けではなく、自社製造を強みに事業をおこなってきました。充填機に限らないことですが、工業用機器は納品先で20年から40年使われるものです。納入先として怖いのが、途中で製造メーカーが倒産してしまい、メンテナンスや修繕が実施できなくなってしまうことです。発注業者を検討するときにも、技術だけでなく企業としての体制も評価されます。
私たちも、納品した機器をメンテナンスしていく責任を果たしたいと考えています。安定した体制を築くことは会社の成長にとっても不可欠ですので、事業の安定性・継続性を高めるためにはしっかりした組織づくりを今おこなう必要があると考えています。

現在の組織体制

社員のほとんどがエンジニアです。自社で開発から納品・アフターメンテナンスまでおこなうため、業務は設計、技術、組み立てや加工など幅広いです。クライアントごとにチームを作り、担当者を決めて進めます。少人数のため完全分業というわけではなく担当以外でも業務をおこないます。
営業職はおらず、私が相談段階から担当します。充填機は特殊な技術が求められる専門性の高い業界なので、新規開拓営業というものは馴染みません。機械商社経由での引き合いなどが基本になります。

機械は経年劣化による不具合は避けられません。トラブルも発生しやすいので、納入後も対応が求められます。さらに容器のモデルチェンジの際には機械を対応させなくてはいけません。

仕事のやりがい・面白さ

小規模な組織のため、開発、設計、加工、現地の納品まで一貫して担当できる点は魅力だと思います。仕事の上流から下流までを経験できるので、広く知識と技術を身に着けることが可能です。
また、自分が携わった製品が現場で稼働する様子を見られるので、やりがいを感じやすいでしょう。スーパーに商品が並んでいるのを見たり、仕事の成果がわかりやすいです。自分が設計したものが、最終的に消費者へ届きそれを目にすることが可能な点は、この仕事の魅力だと思っています。

未経験者の採用も積極的

私もそもそも畑違いの建築デザインの仕事から入社したので、未経験で製造業に飛び込みました。
代表になる前は工場長として全体を統括する立場でしたが、入社後に設計、組み立て、現場のすべてを経験しました。
知識ゼロの状態からはじめましたが、現場で学びながら経験を積むことで知識・技術は身につけることが可能です。むしろ、予備知識がない真っ白な状態なら、会社の事業に馴染みやすい部分もあると思います。
現在の社員もほとんどが未経験からスタートなので、安心して入社していただけます。OJTによる教育だけでなく、取引先のメーカーが主催する講習会に参加したり、展示会に出るなど、業務以外でも勉強の場を提供しています。

向いている人

ゼロから開発していくので、アイデアを出してお客様の課題を解決する姿勢は必要です。開発中から納品後もトラブルが起きがちなため、根気強く、誠実に対応することも求められます。液体という難易度の高い物を扱っているので、実験しながら調整していく部分もあり、知識と経験を活用しながら、商品に合わせて柔軟に対応していく力も必要です。

現地での調整運転では困難な状況に遭遇することもありえます。そのような状況もあるので、真摯に対応しながらも、一人で抱え込みすぎない、深刻になりすぎないことも大切だと思います。

20周年を迎え今後の展望

目指すのは最後まで製品に責任を持てる、継続性のある企業に育てていくことです。そのために人材集めと教育に力を入れていきたいと思っています。技術者は高齢の社員が多いため、その技術を継承していくことも目指しています。

コロナの中で、製造業に注目が再度集まっていると感じます。生活必需品の生産は止まりませんし、新たな需要も生まれました。アルコールや消毒液など、充填機が活用される現場は増加しています。

さらに変化の激しい時代になっていくと思いますが、生活の基本を支える製造業のニーズは高いです。技術者として手に職を付けることも、将来自分の糧になると思います。

2020年の8月に工場を新設し、作業環境が向上しました。工場は冷暖房完備ですし、社員食堂を作るなど働きやすい環境づくりに力を入れています。これからの会社の成長を支えてくれる方の応募をお待ちしています。

 
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